7月に収穫できる食味の優れた「極早生ナシ」を皆様に届けたい!
カテゴリー:食・農林水産業・商工業
寄付金額 70,000円
目標金額:1,000,000円
- 達成率
- 7%
- 支援人数
- 1人
- 終了まで
-
52日
/ 62日
静岡県(しずおかけん)
寄付募集期間:2024年5月10日~2024年7月10日(62日間)
静岡県農林技術研究所果樹研究センター 果樹加工技術科
静岡県農林技術研究所果樹研究センターは、平成11年からナシの新品種開発を進め、令和3年に1個体「S2103」を最終選抜しました。
S2103の果実品質は、過去に当センターで育成した極早生品種である「静喜水」と比べて甘みが強く食味が良好です。
本プロジェクトに賛同された方を対象に食味試験へ御参加していただきたいと考えております。
S2103は収穫が7月からできる早取りの品種(極早生)であり、他の産地より早い時期から果実の出荷ができるため、消費者にいち早くナシ果実をお届けすることができます。
さらに、県内で主に栽培されている幸水や豊水と収穫時期が異なるため、収穫時の労力分散が可能となり、農業者の経営規模拡大・生産拡大につながります。
本プロジェクトではS2103の品種登録に向けた生態・品質調査と苗木や穂木を現場へ早期提供するための園地整備を行います。
品種登録前の果実を試食できる特別な機会ですので、是非研究への御支援をよろしくお願いいたします。
現在、プロジェクトページを修正しており寄付受付を一時停止しております。
受付再開まで今しばらくお待ちください。
7月に収穫できる食味の優れた「極早生ナシ」を皆様に届けたい!
新しいナシの品種を選抜しました
品種育成のねらい
静岡県は令和3年3月に「静岡県果樹農業振興計画」を策定し、ナシの生産振興にむけて、「優良品種への更新と組み合わせによる経営安定」と「しずおかオリジナル品種の育成」を行うこととしています。
現在、本県のナシ栽培は116ha(令和2年耕地及び作付面積統計)の面積で行われており、「幸水」と「豊水」という品種が90%を占めています。このため、ナシ生産者の収穫作業は8月中旬から下旬に集中してしまうため、経営規模拡大ができず生産量を増やすことができない問題がありました。
当センターでは収穫作業が分散できるよう7月下旬から収穫できる極早生品種の育成を行い、平成21年には「静喜水」を品種登録し、現場の普及を推進しました。
今回、最終選抜したS2103は静喜水と比較し、大玉で食味が良いため、静喜水の後継品種として期待できる品種です。
本プロジェクトではS2103の品種登録に向けた生態調査と母樹園の整備を進め、消費者の皆様に新品種のナシを早期にお届けできるよう研究を進めてまいります。
新品種候補「S2103」の特徴
S2103は7月下旬から8月上旬に収穫ができる極早生の品種です。果皮は幸水や豊水のように赤く、果実の大きさは幸水並みで約300gあります。
また、糖度は13度前後あり、肉質が緻密で果汁が多いため食味アンケートでは高評価を得ております。
樹はやや樹勢が弱い傾向ですが、黒斑病に対する抵抗性を持っています。
苗木作りのための圃場整備へのご支援をお願いします
母樹園の整備
これまでの新品種は、品種登録後に苗木生産の準備を行っていたため、現場への提供に時間がかかることが課題となっておりました。
今回のプロジェクトでは苗木生産のための母樹園をセンター内で整備することで、これまでの苗木提供までの期間が2年程度短縮することができます。
また、早期に苗木の大量生産が可能となるため、一斉に現場へ導入できることで販売促進活動を行い消費者へPRを行います。
寄付金の使い道
品種登録に向けた調査費用と苗木や穂木を作るための園地整備費用に活用します。
農薬、肥料、灌水資材、防風資材、糖度計、高度計、収穫資材など
※目標金額に達しなかった場合においても本事業に活用させていただきます
寄付者の皆さまへのメッセージ
静岡県農林技術研究所果樹研究センター センター長 伊藤直樹
静岡県は温暖な気候を活かして、みかんや梨・柿などの多くの果樹が栽培しています。
本センターでは、人と自然に優しく地域にあった果物づくりのため、様々な技術の研究開発に挑戦しています。
S2103の品種登録ができれば、これまでより早い時期から県内産のナシを消費者の皆様にお届けができるようになりますので、ぜひ研究資金サポートをよろしくお願いいたします。
静岡県立農林環境専門職大学 准教授 山家一哲
静岡県内では極早生品種の生産は非常に少なく、「喜水」と果樹研究センターで品種登録された「静喜水」が一部産地で栽培されている状況です。
今回選抜されたS2103は収穫が早く、かつ、食味もよいことから現場への普及がとても期待できる品種です。
ぜひとも消費者の皆様には食べていただきたいため、早期に品種登録と現場への普及拡大に向けたサポートをよろしくお願いいたします。
静岡県農林技術研究所伊豆農業研究センター 上席研究員 浜部直哉
静岡県のナシは生産量が少ないのですが、高品質でその多くは県内で消費されています。
今回育成されたS2103は食味が良いことはもちろんですが、乾燥しやすい台地などの地域でも栽培可能であるため、茶園からの転換作物としての利用も期待されます。
ナシ生産者のみならず、県内の生産者にとって非常に有用な品種であると考えておりますので、御支援をよろしくお願いいたします。
ご寄付の方法
個人の皆さまへ
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企業の皆様へ
静岡県への寄付は個人版のふるさと納税の対象です。本事業は、企業版ふるさと納税の対象外ではございますが、法人から御寄附をいただくことは可能です。
その場合、会計上は全額が損金算入となり、節税効果があります。
詳しくは税理士等の専門家にお問い合わせください。
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控除上限額かんたんシミュレーション
現在進捗情報はありません。
静岡県
静岡県では、「生まれてよし 老いてよし」、「生んでよし 育ててよし」、「学んでよし 働いてよし」、「住んでよし 訪れてよし」の理想郷“ふじのくに”を目指し、皆様と二人三脚で様々な施策に取り組んでいます。「ふるさと“ふじのくに”」に貢献したい!「ふるさと“ふじのくに”」を応援したい!という皆様からの寄附をぜひお願いします。
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